US30 ダウの月足(2004年頃~2019年5月まで)

MT4

ダウの月足チャートは、今月から三尊天井の形状で下降局面を再度意識させています。
三尊だから必ず下落するとは限らないんですけどね。それでも、以前より押し上げる強さは全然感じ取れません。
米中貿易摩擦が注目されている中で、今朝は「6月10日以降メキシコからの輸入品すべてに5%の関税を課す」というニュースが舞い込んできました。日経は前場から下落し、夜のダウは-200ドル以上の下げで始まっています。

また、中国政府は1日午前0時(日本時間同1時)、年間輸入総額600億ドル(約6.6兆円)規模の米国製品に対する追加関税率を従来の最大10%から最大25%に引き上げる報復措置を発動しました。6月28日(金)、29日(土)は、G20大阪サミット開催、英国のEU離脱問題は継続中、ボラティリティは今後も高くなる予感がします。

ダウの月足

リーマンショック後の底値は、2009年3月6日(金)で、レートは6666.66 を上下に往来して不吉な数字が羅列された日でもありました。しかし結果的には、この日を境に株価は回復します。

ちょうど、2009年3月から1年間に限り、住宅ローン担保証券(MBS)などを1.72兆ドル(約160兆円)買い入れる量的緩和第一弾(QE1)が実施されました。その後も第二弾(QE2 米国債購入)、第三弾(QE3 無制限緩和)へと続きましたが、QE3が終わる2014年10月末をもって量的緩和は終了します。


通貨の相関関係から強弱を表した下の折れ線グラフを見ると、本日は円買いドル売りの様相です。上に伸びるほど、その通貨は相対的に買い優勢であり強いことを意味します。円(JPY)は20時頃まで買われ、それ以降はドル(USD)が売られている展開なのが分かります。

通貨の強弱  日本時間:2019年6月1日 AM3:15頃までの5分足チャート



わたしが尊敬する人であり、そして尊敬する彼が歴史に刻んだ偉大なる お言葉
ベンジャミン・シャローム "ベン" バーナンキ(Benjamin Shalom “Ben” Bernanke、1953年12月13日 - )

第14代連邦準備制度理事会 (FRB) 議長(在任:2006年 - 2014年)